理念
前代表弁護士×リーガルスタッフ対談
INTERVIEW MEMBERS
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59期
前代表弁護士
平岡 将人 -
2013年入社
リーガルスタッフ
小倉 祐介
サリュのテーマは、
ここに集った仲間と共に勝つことだ
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リーガルスタッフとは何?
私たち弁護士と同じ目的と夢をもつパートナーである。
- 平岡
- サリュには、いわゆる“事務員”はいないです。サリュでいう「スタッフ」は、高度な専門的知識とスキルを身につけたリーガルスタッフです。
- 小倉
- リーガルスタッフは、弁護士と二人一組のチームを組んで、依頼された案件を自分の仕事として主体的に扱いますから、他の弁護士事務所の「スタッフ」とは、全く意味合いが違いますよね。 依頼者としっかり話し合い、調査し、書類作成にも関わり、アイデアを出し、進捗を管理する。弁護士の相談相手でもあり、仕事のパートナーとして働いていると自負しています。
- 平岡
- 小倉さんのようなリーガルスタッフの存在が、私たちサリュの組織戦を可能にしているのです。スタッフが調査や進捗管理、依頼者対応に責任を持ってくれていることで、弁護士はその事案の問題点に集中できるし、一般的に可能とされる数の何倍もの事件を同時に担当することができています。その結果として、私たちサリュは、多くの人の人生に寄り添うことができているのです。
- 小倉
- 弁護士は一般的にとても孤独な仕事ですから、スタッフが一緒に案件を担当しパートナーとして共にいることで、孤独やストレスから救われている、と一緒に働いている先生に言ってもらったこともあります。
- 平岡
- それは間違いないですね。サリュの弁護士の一番の理解者は、リーガルスタッフです。
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サリュ=交通事故?
私たちは、交通事故被害者救済の第一人者として、
今日も多くの交通事故案件を受けている。
しかし、それと同時に、他分野についても、
積極的な受任と事業としての投資を行っている。- 平岡
- サリュでは、交通事故事件の割合は確かに高いので、他事件の割合は必然的に低くなります。しかし、これは、割合が少ないというだけで、交通事故以外の事件数が少ないということではありません。
- 小倉
- そうですね。リーガルスタッフシステムによって、受任する事件の絶対数が多いですから、割合としては低くても、交通事故以外の事件数も相当な数になります。
- 平岡
- それに、サリュの弁護士は、ボスが受けた事件を処理するわけではないので、自分がやりたいと思えば、どんな事件でも受任することができます。
- 小倉
- 新規分野を事業化する専門部会も常設されていますよね。これから、ますます交通事故以外の分野を経験する機会は増えるだろうな、と思っています。
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社会的意義のある仕事はできますか?
私たちは、常に仕事を通して社会に対する
問題提起を行ってきたと自負している。- 平岡
- 交通事故損害賠償分野においては、私たちサリュは、被害者側専門としていち早くその牙城に切り込み、一定の成果を上げてきました。
- 小倉
- 創業者の谷先生と平岡代表が交通事故損害賠償制度の問題点を浮き彫りにするノンフィクションの書籍を執筆して、話題になりましたね。サリュは、業務に邁進しながらも、このように広く社会に対して問題提起を行っていくことで、被害者救済の道を開く一石を投じていると思います。
- 平岡
- 主戦場である法廷でも、「損害保険料率算出機構の後遺障害認定基準の運用の不合理性」を認めさせるなど、価値のある判決を数多く勝ち取ってきました。
- 小倉
- それにとどまらず、目的意識をもっていろいろな活動をしてきていますから、サリュは常に意義と価値を追求してきていると、皆が自信を持って言えるはずです。
- 平岡
- これから弁護士になる人たちも、どのような活動が社会的意義を持つのか、自分で判断して取り組んでいくことが必要でしょうね。弁護士を目指す人は、きっと誰もが、社会を良くしたい、人々を助けたい、という志を少なからず持っているんじゃないでしょうか。その気持ちを常に忘れずに仲間と共に戦っていくスピリットが、僕たちにはある。
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サリュのテーマは何ですか?
強いて言うならば、“ここに集った仲間と勝つこと”である。
- 小倉
- サリュのテーマは?と言われると、一言で答えるのは難しいですね。
- 平岡
- 確かに、これは難しい質問ですね。強いて言うならば、「仲間と勝つこと」じゃないかな、と思います。
- 小倉
- 私たちの“勝つ”とは何でしょうか。
- 平岡
- “勝つ”とは何か。これも明確な一つの答えはないだろうね。
- 小倉
- サリュを構成する全員が主役だから、ですよね。主役の数だけ価値観があって、その数だけ勝利の意味があると言うことでしょうか。
- 平岡
- そうだね。サリュは、そのすべてを尊重しながら、勝利を目指す。ときには、勝利の意義をめぐって対立をすることもあるでしょう。それでも、僕たちは議論に時間を惜しまず、とことん話し、そして共に前へ進んでいかなければいけません。敵は、サリュの内ではなく、外にありますからね。